
採用サイトには数多くのメリットが存在しますが、それと同時にデメリットも存在します。
また、時には採用サイトを用意しない方が良い場合・ケース存在します。
本記事では、制作会社だからこそ教えられる、自社採用サイトを用意することの“本当の”メリット・デメリットについて詳しく解説します。
自社採用サイトのメリット
自社採用サイトを用意することのメリットについては以下です。
- 自社独自の雰囲気をアピールできる
- 応募者数を増やすことができる
- 採用後のミスマッチを防止できる
- 採用活動における効率化
- 会社のイメージUPにつながる
- 在籍する社員のモチベーションが上がる
それぞれの項目について解説していきます。
自社採用サイトのメリット1. 自社独自の雰囲気をアピールできる
採用サイトのメリットとしてまず挙げられるのが、自社独自の雰囲気をアピールできるというものです。
確かに、indeedやwantedlyなどの求人サイトでは、文章や画像を入れ込み、自社の特徴をアピールできます。
しかし、あくまでも求人サイトの決められた範囲の中で表現を行うため、求職者に対して細かいイメージをうまく伝えられません。
その点、採用サイトは貴社独自のものです。自分たちの理念や、大切している考え方など、貴社ならではの特徴・雰囲気を細かいところまでアピールすることができます。
自社採用サイトのメリット2. 応募者数を増やすことができる
話はずれますが、あなたが何か良い商品・サービスを見つけた際、気にはなったものの、詳細が分からず、購入を見送ったことはありませんか?
採用でも同じシーンが頻繁に(もしかしたら貴社にも)起こっています。
求人サイトで貴社を見る→なんとなく良さそうだが、詳細は分からない→他の求人も見る→この会社は条件も雰囲気感も合ってそう→貴社ではなく、結局他の会社へ応募…
本来は貴社にぴったりな人材であるにもかかわらず、魅力が伝えきれていないばかりに、貴社への応募が見送られていたという事態は過去、必ず起こっています。(採用に対して力を入れていない場合、どの会社でも起こりうるものです。)事実、就職活動・転職活動を行なっていく上で、求職者の約半分が採用サイトを見ているというデータも出ています。
上述した通り、採用サイトでは貴社独自の特徴をアピールすることができるものです。つまり、採用サイトを用意することによって、これまで応募を見送っていた人材も応募するようになる=応募数が増えるのです。
自社採用サイトのメリット3. 採用後のミスマッチを防止できる
採用を行う上で、一番のネックはミスマッチ(求職者が入社後1~3年で辞めてしまうこと、能力やスキルが見合っていないこと)です。採用にかけたコスト(お金・時間)、入社後の教育コスト(お金・時間)この2つのコストが全て無駄になります。
こうした特徴から、専門職や属人化しがちな業種はミスマッチが起こると、非常に過酷な状況になります。
例:人材を入れたから、新たな案件を獲得!→ミスマッチが起きて、入社した人材が離職→新たな案件はあるものの、人材が足りず、担当者が追い込まれる→最悪はその担当者も辞めてしまう。
それではなぜ、ミスマッチが起きるのでしょうか?
ミスマッチが起こる原因としてよく挙げられる理由としては、「給与」などの条件の他に、「仕事の内容が想定とは違う」「人間関係」といった、「実際の職場の様子」や「雰囲気感」が挙げられます。例えば、「給与が良くても、人間関係が悪かった」「本来自分がやりたい仕事ができなかった」「実際の雰囲気は体育会系で、自分の感覚とは合わなかった」などが該当します。
加えて、現在、採用市場は売り手市場。求職者は転職しやすい(つまり会社を辞めて、他の会社へと行きやすい)状況にあるのです。こうした状況だからこそ、どの企業でも「貴社だからこそ応募した」と言わせるような人材を確保すべきなのです。
上記にて、採用サイトのメリットは貴社独自の雰囲気感をアピールできることを上げさせていただきました。このように、求職者に対して適切に貴社の特徴をアピールすることによって、貴社が本当に欲しい人材を引き寄せることができます。つまり、採用後のミスマッチを防ぐことができるとも言い変えられます。
例えば、採用サイト内に、実際に働いている社員の様子(社員インタビューやクロストーク)を載せることで、求職者側は実際に貴社で働くイメージを具体的に湧かせることができます。研修や教育が必要な職種の場合は、1年間の教育体制などを載せると、より安心して応募ができるようになるでしょう。
このようにして、貴社と求職者のギャップを埋めることができるので、採用後も安心して働いてもらう(=離職しづらい人材)ことが可能になるのです。
自社採用サイトのメリット4. 採用活動における効率化
採用サイトはフィルターとしての役割もあります。例えばこれまで面接をしてきて、「なんでこの人、うちに応募してきたんだろう…」という経験もあるはずです。
こうした事態を防いでくれるのも採用サイトの役割です。上記でも解説してきた通り、採用サイトに理念や会社についてしっかりとアピールする事によって、深く共感してくれる人のみが応募してくれるようになります。
つまり、採用活動においての時間的な削減にもつながるのです。
自社採用サイトのメリット5. 口コミ・悪い評価に対するイメージ払拭
今、「貴社名 採用」で検索をしてみてください。
貴社がある程度知名度がある会社であれば、貴社にこれまで在籍していた社員からの口コミが集まっている口コミサイトなどが出てくるはずです。中には悪い口コミもあるかもしれません。
もしここで、企業サイトだけ、もしくは企業サイトすらない場合、求職者は貴社に応募して良いのか、不安を抱えてしまいます。
こうした悪いイメージを少しでも払拭できるのも採用サイトの強みです。
働いている社員や実際の職場の環境などをオープンにすることで(もちろん、虚偽の内容を掲載することはNGです)、求職者側の不安感が払拭され、結果的に応募数が増えることになります。
自社採用サイトのメリット6. 在籍する社員のモチベーションアップ
採用サイトは、応募だけでなく、内部的にもメリットがあります。例えば採用サイトを用意することによって、社員のモチベーションが上がります。
少し話はずれますが、駅構内の看板・広告で、企業がとてもカッコ良くPRされているものを見かけたことはありませんか?
こうした看板については広報という目的はあるものの、その企業で働いている社員に対してのものでもあります。社員は看板・広告を見る事によって、「こんな会社で働いているんだな」「うちの会社って良いな」と再認識→モチベーション・帰属意識を高められるといった効果もあるのです。
採用サイトに話を戻しましょう。上記の看板と同じく、貴社の特徴を的確に示している、良いデザインの採用サイトであれば、社員もモチベーションが上がります。
また、今後採用サイトを制作していく場合、採用サイト内で社員インタビューを行うこともあります。プロのカメラマンにかっこ良く撮ってもらって、自社の特徴を改めて言葉にして並べる…こうした行動だけでも、モチベーションが上がることは非常に多いのです。
自社採用サイトのデメリット
当然ですが、自社採用サイトはメリットだけではなく、デメリットもあります。自社採用サイトのデメリットとしては以下の内容が挙げられます。
- 金額
- 時間がかかる
- 集客効果はほとんど無い
それぞれの内容について解説していきます。
自社採用サイトのデメリット1. 時間・スケジュールの確保
採用サイト=貴社のブランドを表したものでもあります。なぜなら今後入ってくる社員・スタッフによって、貴社のブランドが確立されていくからです。
つまり、どのような会社なのか(もしくはどのような会社にしていきたいのか)を、上層部含めてあらかじめ整理・まとめておく必要があるのです。採用サイトの制作期間としては、1~3ヶ月程度、2ヶ月程度を見ておけば充分です。しかし、こうした前段階での準備も必要になる場合は半年近くの期間を要する企業も少なくありません。
採用において、スピード感が欲しい場合は求人サイトにひたすらコミットしていくといのも手です。
自社採用サイトのデメリット2. 金額
当然ですが、採用サイトを制作する際には金額的なコストもかかります。制作費用の相場感としては50〜200万円ほどかかります。
もしも40万円以下の金額で採用サイトを制作する場合、制作することによるデメリットの方が多いです。というのも、40万円以下で制作できる採用サイトは非常にシンプルになってしまうことに加え、他社と似たり寄ったりの雰囲気にならざるを得ないこともあるからです。
こうした金額感による内容の差異や、詳しい金額、相場を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
内部リンク:制作費用
自社採用サイトのデメリット3. 集客効果はほとんど無い
ほとんどの場合、自社採用サイト単体のみでは、集客効果はありません。
採用サイト+求人広告、採用サイト+オウンドメディア、採用サイト+SNSのように、いずれかの媒体で集客を行った上で、採用サイトへと集め、質の高い応募を増やす…といったロジックになります。
もちろん、採用サイトでSEOを効果的に狙うのであれば、検索結果からの流入を狙うことができますが、ニッチな領域(ライバルが少ない)、もしくは大手企業でなければ、検索結果には乗りづらいです。
自社採用サイトは、自社へ関心を持ってもらった方に、さらに理解を深めてもらうための受け皿として設計するということを把握しておきましょう。
自社採用サイトのメリット・デメリットを判断し、制作会社へ相談しよう
自社採用サイトにはメリット・デメリットがあるものの、両者を理解した上で制作へ臨むことによって、大きな成果に結びつきます。
ただし、まだまだ採用サイトを作るべきか判断しかねている方もいるのでは無いでしょうか?
もしも採用サイトの制作で迷われている場合は、是非アドリスへお問い合わせください。
アドリスは採用サイトを専門とした制作会社です。
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