Googleディスプレイ広告のバナーサイズは何から作る?|配信量を落とさない優先順位を決めよう!

Facebookを閲覧するノートパソコンと操作する手
Google広告

Googleディスプレイ広告は配信面が幅広いぶん、バナーサイズの選び方で配信量も成果も変わります。

とはいえ全部のサイズを最初から作る必要はなく、まずは「優先して作るべきサイズ」を押さえるのが近道です。

この記事では、最初に用意したい代表サイズから、入稿方式の選び方、制作と運用の勘所までを整理します。

Googleディスプレイ広告のバナーサイズは何から作る?

整然としたデスクに大型モニターとスピーカーが配置されたスタイリッシュなホームオフィス

最初の制作では、出現頻度が高い枠に合わせたサイズを押さえると配信量を確保しやすくなります。

ここでは、まず作っておきたい定番サイズを用途ごとに紹介します。

300×250

300×250は掲載枠の数が多く、最初の1枚として外しにくいサイズです。

テキスト量と写真のバランスが取りやすく、訴求の幅も広がります。

迷ったらこのサイズを軸にして、他サイズへ展開すると制作効率も上がります。

サイズ 300×250
主な呼び名 インラインレクタングル
向く掲載面 記事中・サイドバー
強み 汎用性が高い
注意点 文字を詰め込みすぎない

336×280

336×280は300×250よりも面積が広く、視認性を伸ばしやすいサイズです。

画像の迫力を出したい場合や、商品写真を大きく見せたい場合に向きます。

媒体によっては枠数が限られるため、300×250とセットで用意すると安定します。

サイズ 336×280
主な呼び名 ラージレクタングル
向く掲載面 記事中・コンテンツ枠
強み 視認性が高い
注意点 情報量を増やしすぎない

728×90

728×90は横長で、ヘッダー周辺に出やすい代表サイズです。

ブランド名やメイン訴求を短く見せたいときに相性が良いです。

文字が小さくなりやすいので、要素数を絞るほどクリック動線が整います。

サイズ 728×90
主な呼び名 リーダーボード
向く掲載面 ページ上部・ヘッダー付近
強み 指名・認知に強い
注意点 文字サイズの確保

300×600

300×600は縦に長く、情報量を確保しやすいサイズです。

比較やベネフィットを段組みで見せると、理解のスピードが上がります。

画像とコピーの比率を決めて、読み順が自然になる設計が重要です。

サイズ 300×600
主な呼び名 ハーフページ
向く掲載面 サイドバー・縦長枠
強み 説明型の訴求が可能
注意点 視線誘導の順番設計

160×600

160×600は細長い縦枠で、サイドバーに出やすいサイズです。

情報は絞り、ロゴと短い一言とボタンのようにシンプルに作ると強くなります。

横幅が狭いぶん、余白を取りながら主役を1つに決めるのがコツです。

サイズ 160×600
主な呼び名 ワイドスカイスクレイパー
向く掲載面 サイドバー
強み 省要素でも成立
注意点 詰め込みによる崩れ

970×250

970×250は大型の横長枠で、強い視認性が期待できるサイズです。

キャンペーン訴求や季節の打ち出しなど、メッセージを大きく見せたいときに向きます。

素材が粗いと目立ってしまうため、高解像度の画像と丁寧な文字組みが必要です。

サイズ 970×250
主な呼び名 ビルボード
向く掲載面 ページ上部・大型枠
強み インパクトが大きい
注意点 素材品質の差が出る

300×50

300×50はモバイルで使われやすい横長の小サイズです。

表示領域が小さいため、言いたいことを一つに絞るほど成果が安定します。

小さなボタンや細かい説明は避け、短い訴求と明確な行動喚起が基本です。

サイズ 300×50
主な呼び名 モバイルバナー
向く掲載面 スマホ枠
強み スマホ配信の土台
注意点 要素を増やさない

入稿方式で迷ったら押さえるポイント

カラフルなクッションが置かれたソファの隣にある生活感のあるデスクとPC環境

Googleディスプレイ広告には、サイズ固定の画像バナーを入れる方法と、素材から自動生成される方法があります。

目的と制作体制に合わせて方式を選ぶと、運用のブレが減ります。

レスポンシブとアップロードを使い分ける

レスポンシブは画像や見出しなどの素材を入れると、枠に合わせて組み替えて配信できる方式です。

アップロードは固定サイズのバナーを入稿し、見た目を狙い通りに出しやすい方式です。

配信面の取りこぼしを減らすならレスポンシブを軸にし、勝ち筋の見せ方を固定したい枠にアップロードを重ねると安定します。

方式 向く状況
レスポンシブ 配信量を広く取りたい
アップロード 意図したレイアウトを守りたい
併用 量と見た目を両立したい

画像の容量と形式を先に決める

アップロードする画像バナーは、形式と容量の条件を満たさないと入稿できません。

Googleのヘルプでは、画像広告の形式にGIF・JPG・PNGが示され、最大サイズは150KBとされています。

制作の早い段階で書き出し設定を固定すると、サイズごとの作り直しを減らせます。

比率ベースで作ると展開が早くなる

レスポンシブでは、代表的な画像比率として横長1.91:1と正方形1:1が推奨されています。

横長は1200×628が推奨、正方形は1200×1200が推奨として示されており、素材作成の起点にしやすいです。

先に比率と主役の配置を決めておくと、個別サイズへ焼き直すときも破綻しにくくなります。

Create a responsive display adの要件も合わせて確認しておくと安心です。

バナー制作で成果を変える設計

木製デスクの上に置かれたコンパクトなワイヤレスキーボードとリモコン

サイズを揃えても、伝え方の設計が弱いとクリックや獲得に結びつきません。

ここでは制作時に意識したい要素を、再現しやすい形でまとめます。

要素の優先順位を固定する

バナーは「何を最初に見せるか」で反応が変わります。

ロゴ、ベネフィット、証拠、行動喚起の順に並べるなど、視線の流れを先に決めると迷いが減ります。

サイズが変わっても優先順位がブレなければ、複数サイズでも統一感が出ます。

  • 主役:ベネフィット
  • 補強:根拠
  • 固定:ブランド名
  • 誘導:行動喚起

文字量は減らすほど強くなる

ディスプレイ枠は一瞬で流し見されるため、説明のしすぎは逆効果になりがちです。

短い言葉でも意味が伝わるように、動詞を入れて結論を先に置くと読みやすくなります。

特にモバイル枠では、見出しとボタンだけで成立するくらいまで削る発想が有効です。

行動喚起は形と位置を揃える

同じ訴求でも、行動喚起が弱いとクリックの導線がぼやけます。

ボタン風の要素は、色よりも形と余白で視認性を作ると崩れにくいです。

全サイズで同じ位置に置けるよう、最初からレイアウトの基準線を決めておきます。

要素 目安
位置 右下・下中央
文言 短い動詞
余白 周囲に広め
一貫性 全サイズで統一

スマホ前提で余白を作る

スマホ面では、圧縮表示やトリミングで情報が削られやすいです。

端に寄せた文字や細い罫線は消えやすいため、中心寄りに安全領域を取ると安定します。

余白を増やすと情報は減りますが、主役が立ちやすくなり結果として伝達力が上がります。

配信量を落とさない運用のコツ

木目のデスク上に置かれたMacBookとiPhoneのミニマルな配置

バナーサイズは制作だけでなく、運用設計ともセットで考えると無駄が減ります。

配信量、学習、成果の三つを両立させる視点を押さえます。

サイズ不足は配信面の取りこぼしにつながる

少数サイズだけだと、出せる枠が限られて配信量が伸びにくいケースがあります。

反対にサイズを増やしすぎると検証が散って、勝ち筋が見えにくくなります。

まずは定番を揃えて反応の良い訴求を特定し、その後に不足枠を埋める順番が合理的です。

デバイス別にサイズを割り当てる

同じ訴求でも、PCとスマホでは適した見せ方が変わります。

横長は認知に寄せ、縦長は説明に寄せるなど、枠の形に合わせて役割を決めると成果が安定します。

配信割合の設計も含めて、制作サイズの優先順位を更新していきます。

デバイス 優先サイズの例
スマホ 300×50/300×250
PC 300×250/728×90
サイドバー 160×600/300×600
大型枠 970×250

検証は訴求と見せ方を分けて進める

ABの軸が多いほど、どれが効いたのか分からなくなります。

最初は訴求を変えずに見せ方だけを変え、次に見せ方を固定して訴求を変えると判断が早くなります。

検証の順番を固定すると、サイズを増やすタイミングも迷いにくくなります。

  • 段階1:レイアウト比較
  • 段階2:訴求比較
  • 段階3:サイズ展開
  • 段階4:勝ち筋の寄せ

よくあるつまずきと回避策

Appleロゴにユニークなステッカーが貼られた黒いノートパソコンの背面

バナーサイズの準備が進んでも、入稿や配信でつまずくと運用が止まってしまいます。

起きやすい失敗を先回りして、作り直しを減らします。

自動トリミングで主役が切れてしまう

レスポンシブでは配信面に合わせて切り抜きが発生し、端の要素が欠けることがあります。

重要な文字や顔が端にあると、意図しない見え方になりやすいです。

主役を中央寄りに置き、背景で余白を作ると事故が減ります。

容量オーバーで入稿できない

画像バナーは容量条件を超えるとアップロードで止まります。

サイズが大きいほど容量も増えるため、書き出し設定の統一が重要です。

制作段階で150KB以内に収める前提にすると、後工程の詰め直しが減ります。

ブランド要素が薄くて覚えられない

クリックだけでなく、指名検索や再訪につなげるには記憶に残る要素が必要です。

ロゴやサービス名を小さくしすぎると、どの広告だったかが残りにくくなります。

情報を削るときほど、ブランド名だけは一定の存在感を保つ設計が有効です。

課題 対策の例
認知が残らない ブランド名を固定配置
印象が弱い 一貫した写真トーン
見分けがつかない 共通の余白設計
伝達が散る 主役を1つに絞る

掲載面に合わない訴求で反応が落ちる

同じサイズでも、出る掲載面によってユーザーの温度感は変わります。

記事面では理解を助ける一言が効き、アプリ面では直感的なベネフィットが効きやすいです。

サイズより先に、掲載面の文脈に合わせた一言を用意すると改善が早くなります。

  • 記事面:理解を助ける短い理由
  • 動画面:視覚で伝わるベネフィット
  • アプリ面:即時性のある誘い文句
  • 比較面:選ぶ根拠の一言

次の一手が見える要点整理

Windowsが起動したノートパソコンを操作する手

Googleディスプレイ広告のバナーサイズは、最初から網羅するよりも、出現頻度が高い定番を優先して作るほうが配信量を確保しやすくなります。

まずは300×250を軸に、336×280、728×90、300×600、160×600、970×250、300×50のような代表枠を揃えると運用が前に進みます。

併せて、レスポンシブとアップロードを役割分担し、容量や比率のルールを先に固定すると作り直しが減ります。

そのうえで、訴求と見せ方の検証順を決めてサイズ展開を広げれば、配信量と成果の両方を狙いやすくなります。

今日やることは、優先サイズを決めてテンプレート化し、勝ち筋の訴求を作り切ることです。